ニキビの改善は食生活の見直しが重要です

ニキビはカラダの不調を知らせるサインです。
さまざまなスキンケアを頑張ってもなかなか良くならないニキビにうんざりしていませんか?
ニキビの原因を理解し、正しいケアでニキビを改善していきましょう。

ニキビが良くならない方に多い特徴

亀齢堂薬局ではニキビで悩む方がよく相談に来られます。
ヒアリングを行うと多くの方がこのようなスキンケアを行なっておりました。

  • ニキビを触らない
  • 化粧品を控える
  • 毛穴を掃除する
  • 毎日、洗顔をする

もちろん、このスキンケアが間違っているわけではありません。重要なのは患部だけではなく、カラダの内側に目を向けることです。

ニキビができる仕組みやカラダの状態を理解し、食生活などの生活習慣を変えることで、ニキビ肌改善の第一歩となります。 

 

ニキビができる主な原因

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 食生活などの生活習慣の乱れ
  • ストレス
  • 便秘
  • 生理不順

このような原因で皮脂が過剰に分泌され、増えた皮脂が毛穴に詰まります。詰まった毛穴の中で、肌を守る働きをするアクネ菌が、皮脂の栄養で増殖し、炎症を引き起こすことでニキビができます。

 

ニキビができやすい場所

以下はカラダの中でも特に皮脂腺が多いため、ニキビができやすい場所です。

  • おでこやこめかみ
  • 鼻や眉間
  • 背中
  • デコルテ(首筋~肩まわり、胸元)

普段、使用する保湿クリームや化粧品には油分が含まれていることが多く、毛穴が詰まる原因となりニキビができやすくなります。

 

ニキビと食生活の関係性

ニキビができやすい食べ物の一例

適度であれば脂質や糖質の摂取は問題ないですが、食べ過ぎには注意しましょう。

和菓子

小豆自体は薬用としても用いられる有用な豆類です。しかし製餡過程で有用な微量元素やビタミン類はほとんど除去されてしまいます。そのうえ甘味づけに使用されていた砂糖が近年では糖分の代謝量の異なる異性化糖(果糖・ブドウ糖液糖)に代替されています。また、着色料などの添加物を含んでいることにも留意したい食品です。
洋菓子

和菓子よりもさらに気をつけないといけない素材から造られています。マーガリン・ ショートニングなどのトランス脂肪酸は体の細胞壁を造る脂肪酸の構造に関与する成分でもあります。前述のように甘味料には果糖・ブドウ糖液糖が多く使用されるようになっています。非アルコール性脂肪肝の原因物質の一つです。

お肉

食物繊維は一切含有されず脂肪は飽和脂肪酸を中心としておりビタミン類、ミネラル類や 体の錆止め効果のあるフェノール性化合物を含有しない高エネルギー食材です。飼育環境や 飼料への添加物、特に抗生物質やホルモン剤などは微量でも長年の摂取により多量に蓄積し てしまうということに注意が必要です。 「細微不レ可レ慎隄隤自二蟻穴一」

(小さなことも疎かにしてはいけない。堤防も蟻の穴から潰える。)

 

ニキビ対策に繋がる食べ物の一例

カラダに必要なビタミンを多く含む食べ物や、カラダの調子を整える食べ物をバランスよく摂りましょう。

旬の果実

旬の果実にはそれぞれビタミンやクエン酸などの酸やミネラルなどが含まれています。一方で季節外れの果実は栄養素が少なく、体を冷やす原因にもなるので注意してください。

納豆

大豆などの豆類は良質な蛋白源であるだけでなく、女性ホルモン様物質やオリゴ糖も含有しています。特に納豆は安価なので毎日食べるのが好ましい食品です。

旬の野菜

旬の有機栽培された野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維の他、体の潤滑油であるフラボノイドなどのフェノール性化合物を多く含有しています。これらは他の食材からは補給できません。 

 

 

 

 ニキビの改善方法

ニキビができる主な原因はホルモンバランスや食生活の乱れ、ストレスによる皮脂の過剰分泌です。
ニキビを改善するには皮脂の分泌を抑えることが重要です。
ホルモンバランスを整え、食生活を改善することで、ニキビができにくいカラダを作ることができます。
しかし、人はそれぞれ体質や食生活が異なりますので、自分のカラダにあった改善を目指していきましょう。

 

漢方の力でニキビの改善をサポート

亀齢堂薬局ではカラダの状態を把握するために、体質や食生活について細かくヒアリングを行い、一人ひとりに合わせた食生活の改善提案や、桂枝茯苓丸など体質に合わせた漢方を処方いたします。
お気軽にご相談ください。